薬師丸ひろ子さん主演映画の「セーラー服と機関銃」を描いてみました。
ラフです。
鉛筆で描いた後、グレーで簡単に全体のバランスを見ています。
◆使用ツール◆
鉛筆、マーカー(べた塗りペン)
ここで違和感がありました。
使われている機関銃M3A1(グリースガン)が実際の形状と異なるのです。
調べてみると、撮影用に電気着火機構が組み込んでいて銃身の基部が本物よりちょっと長くなっているとのことでした。
スチール写真とは異なってしましますが、ここは本物に合わせて修正します。
ラフ(修正後)です。機関銃を修正しながら、線画をしやすいように線を整えていきます。
◆使用ツール◆
鉛筆、マーカー(べた塗りペン)
線画です。
◆使用ツール◆
Gペン
基本色塗りです。
基本色をベタ塗りします。
◆使用ツール◆
マーカー(べた塗りペン)、塗りつぶし
塗込みです。
陰影、グラデーション、色トレスなど塗り込んでいきます。
腕時計はディズニーのキャラクターウオッチだったのですが、細かく描いても違和感あるので、ざっくりと書いてから、この時計の面だけをガウスぼかし入れてます。
◆使用ツール◆
マーカー(べた塗りペン)、塗り&なじませ、筆(厚塗り 塗料普通/平)、エアブラシ、鉛筆
機関銃の硝煙はエアブラシでやんわりと銃口の方へ回して描きます。
機関銃発砲シーンでは黒い麻薬の入った瓶を打ち砕いていたので、細かな破片を加えました。またこの破片もガウスぼかしを入れてぼやかしています。
できあがり。
背景は少し暗めにして硝煙がはっきり見えるように直しています。
左頬の傷について
当時の映画を知ってる人は、左頬の傷はご存知かもしれませんが、機関銃をぶっ放すシーンで偶然に飛び散った破片でケガしてしまうが撮影中断せずにそのシーンの演技をやり切ってしまったのことです。
この傷は、後にスチール写真でも使われたみたいですね(もちろんメイクで)
最近入手したBlu-rayのパッケージ写真は左頬の傷は消されてました。
今回は以上となります。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
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